翻訳者が3年以内にクライアントを獲得する方法

 

ほとんど使用されることがなく、長い間忘れられてきた昔の方法:

 

  1. オンラインフォームを通してクライアントに連絡
  2. 自分の得意分野に合わせて対象のグループを適時絞る
  3. メールや電話で連絡した有望なクライアントと連絡を取る

 

どのようにエンドクライアントを探すのか?

失敗を恐れずに、何度も試すことが肝要です。活動をやめずにミラクルが起こるのを待ちましょう。フリランサーとして生まれ変わりましょう! 革新的に活動しましょう。翻訳会社に登録してそこからのメールを待つだけというのはやめましょう。

 

クライアントを見つけることは大変ですが、不可能ではありません。そしてもっとも重要なこととして、大きな見返りを期待できます。

 

会社のウェブサイトのオンラインフォームを通して連絡してみましょう。 

 

クライアントにアプローチする方法の一つは、ショートメールです。しかし注意すべきこととして、自身のeメールボックスからの連絡は避けましょう。相手先のオンラインフォームを全て記入しなければなりません。ヤフーやホットメール、gメールなどは迷惑メールとして処理されてしまうため、時間の無駄となります。オンラインフォームを通したメッセージだけに、読まれるチャンスがあります。

 

注意オンラインコンタクトフォームを通してメールを送ると返信メールをスパム扱いしてしまう可能性があるため、特別なメールボックスを作成しましょう。そうすれば1年後に簡単にそのメールを削除することができます。

 

有望な会社リストを作成し、自分の得意分野に合ったところを選びましょう。仮に旅行や観光分野の文書の翻訳に強ければ、ホテルや旅行会社を検索してみましょう。医療分野に特化していれば、病院や医学部などのウェブサイトを見てみましょう。 

 

メッセージを慎重に作成します。そして忙しい人や案件を待っている人にメールを送るという心構えをしましょう。

 

メールの内容は400文字以内にします。自身のことを簡潔に紹介します。翻訳者は独立した個人なので、これぐらいのことは問題ありません。自分の能力と経験、資格について話しましょう。自分のことです。営業を怠っていはいけません。

 

 

「高品質の訳文を保証する翻訳サービス」などのスパムのようなフレーズで送ると、受け取った者はすぐにゴミ箱に入れたり、迷惑メールとして処理してしまうでしょう。インドやエジプト、それらの近隣諸国の翻訳会社は「このメールはあたなにとって有益」という内容で送るのですが、それは絶対に避けなければなりません。 

懸濁剤・乳剤

 日局の製剤総則には,「懸濁剤及び乳剤は,通例,医薬品を液中に微細均等に懸濁又は乳化して製した液状の製剤である.」と定義され,また,

 

 「懸濁剤固形の医薬品に懸濁化剤又はそのほかの適当な添加剤と精製水又は油を加え,適当な方法で懸濁し,全質を均等にする.

 

 乳 剤:液状の医薬品に乳化剤と粘製水を加え,適当な方法で乳化し,仝質を均等にする.

 

 本剤には必要に応じて保存剤,安定剤などを加えることができる.変質しやすいものは用時調製するコと規定されている.

 

(1)懸濁剤(懸濁液剤)

 

 懸濁液剤は固形の医薬品を懸濁させた液剤である.内用液剤で取り扱われる懸濁液剤は振とう合剤の一種で,固形の医薬品が沈殿するのを防ぐため,適当な懸濁化剤を加えて比較的均一で安定にした液剤である.懸濁化剤としてカルメロースナトリウム(CMONa)またはメチルセルロニス(MC)が多く用いられる.また固形医薬品の粒子が比較的軽質の場合には単シロップ,グリセリンあるいはソルビトールも用いられる.

 

 CMC-NaおよびMCを使用する場合は,通常2~3%濃稠液を調製して使用する. CMC-Naの場合は,急速に研和し,均一に湿潤させた後,残余の水を徐々に加えて均等な溶液とするのがもっともよい.

 

 MCの場合は,これを濃樹液全量の水の1/3~1/2量の熱湯とよく混ぜた後,残部の冷水を加え,5~10でに冷却すれば澄明な濃樹液が得られる.

 

[処方] 硫酸バリウム

     CMC-Na

     サッカリンナトリウム

     レモンエッセンス

     精 製 水

Barium Sulfate

Sodium Saccharinate

Lemon Essence

Purified Water

          全量 350.0 mL

(適応:造影剤)

 

 この処方は硫酸バリウムとCMC-Naとをよく乾燥した後,乳鉢で研和しておき,これに残余の薬品を精製水に溶かした液をかき混ぜながら徐々に加えるとよい.

 

  [処方] ポリスチレンスルホン酸カルシウム

        Calcium Polystyrene Sulfonate         30 g

       D-・ソルビトール   D-Sorbitol        20 g

       アビセルRC591NF  Abicel RC591NF*       29

       5%エチルパラベン

        Ethylparaben Solution            l mL

       精 製 水      Purified Water 全量 100 mL

             (適応:高カリウム血症改善)

 

 この処方は精製水の一部に5%エチルパラベン液を溶解,混和し,I)-ソルビトールを加え,ミキサーでかくはん溶解後,懸濁化斉11であるアビセルRC591NFを加え,さらにポリスチレンスルホン酸カルシウムを添加,混和する.精製水で全量100mLとする.

 

 本製剤は,保存中にゲル化して固くなるので,「使用時よく振とうする」と表示する.わが国では,液剤は通常1日盛りまたは2日盛りさせる習慣があるが,最近では食匙(約15 mL),茶匙(約4 mL)一杯ずつ,または計量カップを用いるなどのように処方される例が多くなってきた.

 

  [処方] マーロックス   Maalox          80 mL

 

 胃粘膜保護を目的としたものは,水を加えて希釈しないほうがよいので,計量カップを添付する.

 

(2)乳 剤

 

 乳剤は氷に混和しない液状の医薬品を乳化した液剤である.内用液剤で取り扱われる乳剤は水中油型(o/w型)乳剤である.薬物が微小な液滴になっているので吸収がよく,また甘味や芳香を加えた分散媒を用いることによって除去できる利点がある.

 

 水に不溶な微粒子の均等な分散を図り,その安定性を保つためには適当な乳化剤を添加し,さらに二液相を激しくかき混ぜることが必要である.

 

 乳剤の調製には,乳鉢のほか,ホモジナイザー,コロイドミル,ミキサーなどが用いられる.最近は乳剤を調製する機会がほとんどなくなっている.

 

 乳化剤として,カルメロースナトリウム(CMC Na),メチルセルロース(MC)などが用いられている.

 

 また油と水との間の界面張力を低下させて乳化を促す界面活性剤がしばしば用いられる.それらのなかで内用液剤に用いられるものには, Tween 80 (ポリソルベート80), Span 60 (ソルビタンモノステアレー)などの非イオン性界面活性剤がある.

倍 液(予製液)

 

 倍液は医薬品を精製水に溶解し,ろ過して製する.一般に濃厚溶液であるから保存剤は必ずしも必要ではないが,調剤に際しては目的に応じて希釈して用いるので腐敗,変質,その他の変化を考慮しなければならない.医薬品によっては滅菌,防腐または安定化の処置を要する.

 

(1)名称および表示

 

 名,称は薬品名何倍液,何%一薬品名液または薬品名液(mL in mL), (gm mL)とする.

 

 [例]ヨウ化カリウム1gを精製水に溶解して10mLとした液は10%ヨウ化カリウム液,またはヨウ化カリウム液(1 g in 10 mL)またはヨウ化カリウム10倍液と表示する.

 

(2)常備して便利なもの(g, mLの単位は省略する)

  希塩酸液(1 1n 10)

  硫酸マグネシウム液(1 in 2 )

  サッカリンナトリウム液(1 1n 500)

  安息香酸ナトリウムカフェイン液(1 1n 10)

  サリチル酸ナトリウム液(1 in 5 ) (着色のおそれがある.チオ硫酸ナ

   トリウムを0.04%の程度に加えるとよい.)(しや光びん)

  炭酸水素ナトリウム液(1 1n 20) (分解のおそれがあるので長期保存を

   避ける.)

  ヨウ化カリウム液(1 1n 10) (水道水により着色,チオ硫酸ナトリウム

   を0.04%の程度に加えるとよい.)(しや光びん)

  硫酸アトロピン液(1 1n 1000)

 

保存剤

 

 内用液剤の投与期間は通常4日以内とし, 20°Cを超える気温では,2日分以上の交付に際し変質を避けるために適当な保存剤を加える.通常,内用液剤に使用される保存剤の種類および使用量は表1のとおりであり,液性および製剤の種類により適宜選択する.

 

 一般に保存剤は原液を予製し,液剤の調剤を行った最後に加える.

 

内用液剤

 内用液剤は液状の製剤であって,内月」に供するものをいう.これには,内用水剤,リモナーデ剤,飽和剤,振とナ合剤,懸濁剤・乳剤,シロップ剤,エリキシル剤,浸剤・煎剤,チンキ剤,エキス剤,流エキス剤,芳香水剤,滴剤などがある.最近の内用液剤の調剤は,シロップ剤,懸濁剤,エリキシル剤などが多く,特殊な場合を除いて,浸剤・煎剤,振とう合剤などはほとんど用いられなくなっている.

 

内用液剤の特徴

 

(1)利 点

 ①消化管内における吸収は固形剤や散剤に比べ速やかである.すなわち,

  消化管で直接吸収され,錠剤や散剤に比べて崩壊または分散,溶解の過

  程がないので血中濃度の上昇も速い.

 ②小児,乳幼児,高齢者に対して服用させやすい.

 ③上薬が吸湿性または液状の場合は製剤が容易である.

(2)欠 点

 ①液剤であるため,化学変化を起こしやすく不安定である.

 ②微生物によって汚染されやすく腐敗しやすい.また分解,変色,変質を

  起こしやすい.微生物による汚染は,調剤上の取り扱いや服用者の注意,

  または冷所保存,保存剤の添加によって汚染度が異なってくる.

 ③携帯に不便である.

  • 服用時の薬量の分割,分取の誤差が比較的大きい.
  • 準備すべき器具材料

 ①滅菌した薬びん:30, 60, 100, 200, 300, 500 mL

 ②精製水または常水

 ③ろ過用具:ロート,ろ紙,脱脂綿,ガーゼ

 ④計量用具:メスシリンダー,メートグラス,標準滴びん

 ⑤浸剤・煎剤調製用具一式

 ⑥乳剤・懸濁剤調製用具:液剤用乳鉢,ミキサー,ホモジナイザー

 ⑦その他のー一般用具:熱量計,ガデス棒,ビーカー,フラスコ,予製剤用

  容器など

 

(1)薬びん

 

 洗浄,滅菌した容器を用いる.通常目盛りのある無色透明のガラスびんまたは内容が透けて見えるような目盛りのある薬物の吸着性の低いプテスチック容器を用いる.(外用には目盛りのない無色または着色びんが用いられる.)

 

 新しいびんは水道水,精製水または蒸留水で水洗後,滅菌,乾燥し,直ちにふたをしめて,使用まではこりのかからない乾燥した所に保存する.市販品でガス滅菌済みで袋詰めにしたものを使用すると便利である.

 

 滅菌には,流通蒸気法では10『C, 30~60分間,高圧蒸気法ではT15゜C, 30分間,煮沸法では沸とう水中に沈めて15分間以上煮沸,ガス法ではエチレンオキシドガスまたはホルムアルデヒドなどの殺菌性ガスを用いる.

 

(2)精製水または常水

 

 液剤は原則として新鮮な精製水または常水で調製する.常水は,通例水道水および井水をさし,純度は蒸発残留物500 mg/L 以下と規定されている.精製水は,常水を蒸留,イオン交換,超ろ過またはそれらの組み合わせにより精製した水をいい,蒸発残留物は10 mg/L 以下とされている.

 

 精製水や常水は保存中に細菌によって汚染されたり,その他の微生物が繁殖したりすることがあるので注意を要する.水道水の純度は常水に近いが,0.5~1.0 ppm・1程度の遊離塩素を含有することがある.このような水にヨウ化カリウムを溶かすと着色する.また鉄管からくるごみや溶解性または難溶性の鉄分を含有することがあるので,使用前にしばらく放水してからその一部をとって異物,着色の有無を検査してから使用するか,あるいは

蛇口に簡易ろ過吸収装置をつけるなどして,鉄分に鋭敏な薬物(サリチル酸塩など)を使用する際の着色または変質の防止について考慮しなければならない.なお,私設水道あるいは井水を使用する場合はあらかじめ水質試験を行うべきである.

カプセル剤交付時の注意事項

 患者から,カプセルをはずして服用してよいかと尋ねられることがあるが,通例はなるべくカプセルははずさないようにと指導する.特別な製剤加工が施されている医薬品でヽはその旨説明をして患者の理解を得るとよい. 硬カプセルは通常,軽くて水に浮く.したがって錠剤ほど飲みやすくはない.少量の水を囗に含んでカプセル剤を浮かせたまま飲み込み,その直後に多めの水を飲むよう指導する.

 

 カプセル剤が食道に付着し崩壊して食道潰蕩を起こすことがある.テトラサイクリン系抗生物質やジクロフェナクナトリウムなどのようにその危険のある医薬品の服用にあたっては,特に多めの水で飲むように注意する.そして,できる限り寝たままでの服用は避け,服用後すぐには横にならないよう指導する.

 

 内容は同一でもカプセルの色や大きさが変史されることがある.一般にカプセルのこのような変更は目立ちやすいので,従来品と薬効などが変わらないことを十分説明し,患者に不安を与えないよう注意する.

 

 そのほか,カプセルについての患者指導は,おおむね錠剤の注意事項に準じて行う.

 

錠剤交付時の注意事項

 

 

(1)錠剤の特殊な用法の説明

 

 先に述べたような特殊な錠剤(バッカル錠,舌下錠など)の服薬方法を患者に十分説明することはノンコンプライアンスの改善につながる.特にバッカル錠などについては図入りの服薬指導票を利用することが好ましい.

 

(2)特殊錠剤の説明

 

 持続性錠剤など特殊な製剤設計が施されている錠剤についても,口頭でその製剤の設計意義を説明することによって,正しい薬物療法を理解させることが重要である.この場合薬剤師はむずかしい言葉や寺門用語を使わないよう気をつける.

 

(3)錠剤の分割

 

 調剤上,錠剤を分割することは,医薬品の含量が正確である製剤特性を失うことであり,安易に行うことは避けるべきであるが,割線のある素錠で,分割誤差の小さい方法は割線を上にして錠剤の両端を下方へ力を入れて分割する方法である.

 

(4)幼小児への錠剤投与

 

 小児の誤用を避けるために理解力のある保護者に正しく服用させることを指導しなければならない.幼小児の錠剤の嚥下能力は個人差が大きい.先に述べたように一般的には乳幼児へのカプセル剤・錠剤一丸剤の投与は避けるべきであるが,やむをえない場合は保護者に十分注意を与える.

 

(5)PTPの誤嚥(飲)

 

 錠剤をPTPの中からとり出さないでそのまま服用したり,また空の包装をそのまま誤って飲み,食道や気道異物とする例は小児より大人に多く,包装形態への無知が原因する場合は少ない.誤嚥(飲)の原因は,くすりを飲む習慣の慣れからくる注意力の減退による場合が多いことに留意して服薬指導をしなければならない.包装の誤飲も医薬品の有害事象として数えられる.

 

 服薬指導のあり方としては,これら薬剤の用法の説明を十方的に行うのではなく,できれば患者の生活パターンに合わせた説明が好ましい.

錠剤調剤の鑑査

 

 調剤過誤を起こしやすい剤形は,錠・カプセル剤である.これは錠・カプセル剤を扱う割合が大きいことや,調剤行為が他と比べて単純で所要時間も短い分,自己鑑査が怠りがちとなることが考えられるが,薬剤の①品名,②剤形,サイズおよび形状,③色調,④本体あるいは包装上の識別コード,⑤包装のデザインが酷似している場合が多いこと,などがその発生原因として考えられる.調剤薬鑑査もこれらの点について重点的に注意して行わなければならない.

 

 これらの過誤対策としては種々の方法が考えられる.錠剤棚の配列は50音順と薬効別の組み合わせによって配列されるが,そのなかでも薬剤名や,包装などよく似たものは一緒に並べないとか,含有量の表示を色別にするなどの方法がある.また薬袋を入れ違えたり,スタンプなどによる服薬の指小を間違えたりすることも錠剤調剤の場合は多いので注意しなければならない.